こちらの項目では、Google広告の単価調整についてご説明します。利益を出す為に必要な知識になりますので、理解できるまでしっかり読んでください!
広告の出稿が出来たら、毎日の予算に合わせてアクセスがきます。
広告グループのデフォルトの上限クリック単価という欄で10円に設定しているので、キーワードの単価はすべて10円になっているはずです。
アクセスが来ると、広告がクリックされた場合には、クリックの単価によって広告費が掛かります。
上限クリックで設定している金額が平均クリックとして算出されます。
但し上限クリックよりも金額が高い場合もあるし、低い場合もあります。これはGoogle広告の仕様なのでそういうものだと思っておけば大丈夫です。

広告がクリックされて、自分がワードプレスで作ったコンテンツ記事のアフィリエイトタグ(コンバージョンタグ)の画像やバナーがクリックされるとコンバージョンとして表示されます。コンバージョンが1なら1回広告がクリックされたということになります。

おおよそですが、商標キーワードの場合ですと、10~20コンバージョンくらいあれば1件くらい売れる計算になります。
もし仮に上限クリック単価が10円で100回広告が表示された場合ですと、最大で2~3割(20~30回)は広告がクリックされます。
上限クリック単価 10円
広告の表示回数 100回
広告のクリック数 20回
コンバージョン数 14回 (コンバージョン率7割の場合)
コンバージョン単価 14円
広告がクリックされて自分が作成したコンテンツに移動してアフィリエイトリンク(コンバージョンタグ)をそのうち5~7割くらいクリックされるので、14~20円くらいで1コンバージョンと言う感じになります。ということで最大で上限クリック単価の1.4倍程度の金額でコンバージョンが見込めます。
広告の承認率はまちまちで90%以上承認されるものもあれば、10%しかされないものもあります。全案件で平均すると70%くらいには落ち着くのですが、50%くらいの承認率ということで考えた方が無難です。
例えば3000円の案件を扱う場合には、こんな感じの計算ができます。
3000円 ÷ 2(承認率50%) = 1500円
30円(上限クリック) × 1.4(コンバージョン数7割) = 42円(1コンバージョン)
42円(1コーバージョン) × 10 =420円
42円(1コーバージョン) × 20 =840円
1500円 - 420円 = 1件当たりの利益1080円
1500円 - 840円 = 1件当たりの利益660円
但し、10円ではキーワードによっては広告が表示されない場合があります。
その為もしそのキーワードで広告が表示されない場合には、単価を上げる必要があります。
但しすべての商品が売れるわけではない、違反が見つかると報酬が没収になる、などのリスクもあるのでその辺りを考慮して単価を決定していってください。
単価の目安ですが、3000円の案件の場合、20円~30円位が上限にはなると思います。単価の1/100以下に単価を抑える方が良いです。
案件の中には、売り上げの5%と言った感じで、10000円売れると、500円の報酬というようなものもありますが、その場合には、単価は10円以下で設定する方が良いです。
キーワードごとに表示される金額というのがGoogleの中で決まっています。一応目安としてGoogleが教えてくれる指標の単価があります。

推定入札単価(1ページ目)
=1ページ目に表示させる単価の目安
推定入札単価(ページ上部)
=ページ上部に表示させる単価の目安
推定入札単価(掲載順位1位)
=ページ最上部に表示させる単価の目安
こちらの価格が一応の目安にはなるのですが、これはあまり参考にならないです。キーワードによっては表示されている価格よりも全然低い価格でも表示されることが多いです。
注意点としては、10円から始めて表示されない場合に少しづつ上げていくというやり方の方がロスはなくて良いです。但し多少コストはかかっても早く稼げるかチェックしたいという場合には、最初から単価の1/100で出すのもありです。
報酬単価が売り上げの~%と言うような案件の場合ですが、実際に扱っている商品で一番安いものが売れたと仮定して計算すれば、単価を出せると思います。購入金額15%という案件で扱っているのが1000円程度のものだったら報酬は150円なのでキーワード単価は1~2円で運用するという感じになります。
商品が売れない場合には、推定入札単価(ページ上部)の価格に合わせると売れる場合が多いです。
推定入札単価(ページ上部)の価格が自分の希望単価と大幅に合わない場合でもクリックされる場合もあるので、最大限に許容できる金額で置いておくと良いです。
広告が回りだすとポツポツと案件が売れていくようになります。
但し、全部が承認されるわけではないので、それは頭の片隅に入れておきましょう。
次に必要なのが広告単価の調整になります。
広告を回し始めてある程度日数が経過すると、広告の指定している価格よりもクリックされる平均の単価が低くなっていきます。
この理由はよくわからないのですが、Goolgeが評価の高い広告のキーワードは優遇させるというシステムがあるのかもしれないです。
単価の調整は、毎日でも良いですし、週に1度でも良いですが、平均のクリックがどのくらいでされているのかをチェックして、単価が低くなっているものはその数値に合わせて単価を下げていくことが可能です。
下記の図は、上限クリックが10円に対して、平均クリックが8円になっています。
このように平均クリックが下がった場合に、それに合わせて上限クリックを下げることが可能になります。

下記の画像のように、平均クリック単価が推定入札単価(1ページ目)の数値よりも低い場合もありますが、その状態のままを維持しても特に問題ないです。
推定入札単価(1ページ目)に単価を合わせれば多少掲載順位が上がるかもしれないですが、広告費とのバランスになるので、個々に調整してください。

単価によって検索広告の(上部)インプレッションシェアが変わってくるのですが、単価がを下げても数円単位ではあまり変化しないです。
但し一定の数値よりも下がった場合に上位に表示されなくて売れなくなってしまう事があるので、下げすぎて売れなくなったら単価を上げることも必要になります。
この単価の調整は案件ごとにまちまちなので、状況に合わせて単価を調整していきましょう。
追加情報9/18
afbのリスティング違反でのアカウント削除のリスクが高まっています。
利益が出ている案件は、別で新しいアカウントを作ってそこで運用するようにした方が良いです。
アカウントは3つ(以上)用意した方が良いです。
一つ目はとりあえず案件探しで使うアカウント。
二つ目は、売れている案件のみだけ扱うアカウント、
三つ目は、一つ目のアカウントがある程度売れだしたら一旦止めて、案件探しアカウントにする。
違反が見つかっている場合は、支払いがあるまでは、一つ目のアカウントは動かさないようにしましょう。
3〜5回位見つかるとアカウント削除される可能性があります。
新しいアカウントを作る場合には、銀行口座を変えてください。名前は同じで大丈夫ですが、住所、電話番号などの登録情報は変えてください。
もし可能でしたら、名義を完全に別の人で行うのがベストです。
追加情報8/15
クリックがあるのに売れない場合
クリックがあるのに売れない場合は、ライバルが広告を出稿している場合があります。
まずその案件がライバルがいないかどうか調べます。携帯で商標キーワードを検索してみてください。もしライバルがいる場合にはそれよりも上位に表示させなければ売れずらいです。
ライバルよりも上位に広告を表示させるにはクリック率を上げて品質スコアをアップさせなくてはいけません。ライバルサイトの広告文をチェックしてよりクリックされやすい文章に修正していきましょう。
推定入札単価(ページ上位)の単価が上位表示の目安にはなるのですが、それが案件の報酬の1/100の単価以上の場合は利益を取るのは難しいかもしれないです。
案件の報酬の1/100の単価の最大値までは上げることができますが、それ以上単価を上げると利益が出にくくなるので、そこまで上げても売れない場合は、その案件は稼げなかったと諦める方が良いです。
少しでも利益を取りたいと思われるかもしれませんが、案件がちゃんと承認されなかったことを考えるとリスクはあります。
リスクを取れるなら1/100以上上げることもありですが、あまりオススメはしないですね。
1/100まで上げて売れないなら次の案件に行く方が良いですね。
しばらくしてから成果が出なくなってしまった場合
ページを作ってからしばらくは成果が出ていたが、しばらくしてから成果が出なくなってしまった場合は、単価の調整、広告文の修正が必要になります。スマホでライバルがいるか確認して、必要な場合には単価を上げる必要があります。広告文がよりクリックされるように見直しなども行いましょう。
特定のキーワードの表示件数が時間経過で少なくなった場合
特定のキーワードの表示件数が時間経過で少なくなったなどの場合にも、ライバルのチェックを行ってみてください。ライバルがいなるならそれが原因の可能性が高いです。ライバルがいない場合には、単純に検索の需要が減ったということも考えられます。
アクセスがあるけど売り上げが立たない案件の場合
アクセスがあるけど売り上げが立たない案件は、案件の単価の半分くらい使った時点で損切するのもありです。これもライバル次第なので、もし単価が上げれるなら上げてみるというのもありですね。
ライバルの状況をまずはチェックして自分が何位なのかを確認して上位になるように調整していきましょう。ライバルサイトをチェックしてどのような広告文を使っているのかを調べて自分の広告文を修正していきましょう。クリック率がある程度ある状態で、ライバルよりもクリック率が高い場合には順位が上がる可能性があります。
アクセスが来ない場合
もしアクセスが来ない(表示回数がゼロのまま)の場合は、広告がちゃんと承認されていないか、広告の単価が低い、キーワードが入っていない、などの原因が考えられます。
広告、キーワードの単価、キーワードを再度確認してみてください。表示回数の項目に0以外の数字が出ていれば広告は表示されています。
コンバージョンがずっとゼロのままの場合
コンバージョンがずっとゼロのままで表示がされない場合には、コンバージョンタグの入れ忘れ、入れ間違いなどが考えられます。マニュアルのコンバージョンタグの設定の項目を再度ご確認ください。
独自コンテンツ不足で広告が不承認の場合
広告を出してよくあるのが独自コンテンツ不足という広告の不承認です。これが出た場合にはコンテンツを増やさなくてはいけません、3000文字しかないなら1万文字というようにコンテンツを増やしてください、更にページを複製してURLも変更も有効です。
文章を付け加えた後に、該当の記事を複するとURLが変わるので、複製してURLを変更したもので再度広告を登録してみてください。
基本的に上記の方法で解決しますが、もしそれでも通らない場合には新しいドメインを取得してサイトを新しく作って申請する必要があります。
これでも目視が入って不承認になる場合にはGoogleのアカウントを新しく作るという方法もあります。
絶対にまた独自コンテンツ不足のエラーにならないとは限らないですが、それでまた広告が回せるようになったという経験はあります。
「クロールされたモバイルURLが一致しません」、「機能していないリンク」で広告が不承認の場合
他にも「クロールされたモバイルURLが一致しません」、「機能していないリンク」というような広告の不承認もあります。
これは、広告に掲載している最終URLページのURLにちゃんとしていないのものを載せている場合に起こります。
コンバージョンタグを直接広告のURLの部分に載せている間違いが良くあるのでご注意下さい。広告にはワードプレスで作成した記事のURLを載せるように気を付けてください。
ワードプレスの表示エラーによってスマホからのみ画面が表示されていない場合もあるので、スマホから自分が作ったページを表示させて確認してみましょう。エラーの場合はワードプレスのエラーになった時の対策法を行ってください。
その他⑦ワードプレスが表示されなくなった際の対処法
こちらの項目では、Google広告の単価調整についてご説明しました。利益を出す為に必要な知識になりますので、理解できるまでしっかり繰り返し読んでくださいね!次の項目は、収支の計算方法についてご説明します。